今年は若い頃から影響を受けてきた多くの先人たちが、次々と亡くなっていくという辛い1年でした。
これまでに受け取ったたくさんのものを、これからも大切にして、忘れずにいようと思います。
<お知らせから>
何人かの方々から問い合わせいただいていましたが、2024年版のカレンダーの販売はありません。
後段にも書きましたが、来年のいくつかの予定のため、カレンダー用の写真のセレクトに集中する時間が取れませんでした。
楽しみにしていただいたみなさんには大変申し訳ありませんが、おゆるしください。
2025年版は無事刊行できるように頑張ります。
年の瀬ということで、少し今年を振り返りながら、来年のことをお知らせしたいと思います。
<過ぎた2023年のこと>
今年もひと月の半分を沖縄、その半分を東京という2拠点を行き来する生活のパターンは変わらずにスタートしました。
2月に『リメンバリング オキナワ 沖縄島定点探訪』を刊行し、3月には沖縄テレビによる『リメンバリング オキナワ』の取材(https://www.youtube.com/watch?v=MClHGl2Tgao)と放送。
4月、5月と連続でジュンク堂でのトークイベント。
8月には、D&DEPARTMENT OKINAWA主催のもと、プラザハウスショッピングセンターに於いて監修の當間さんやコラムを担当していただいたRobさんとのトークを行いました。
9月には、巻頭のコラムを執筆していただいた川平朝清さんのカジマヤーのお祝いがあり、当日参加された500名のみなさんへのお土産に『リメンバリング オキナワ』を選んでいただました。
そして、『おきなわいちば』82号では、僕と『リメンバリング オキナワ』について大きく掲載していただきました。
そして12月には全く予想もしなかったことですが、2023年沖縄県内の書店売上げ第2位となり、まさに『リメンバリング オキナワ』漬けの1年でした。
<そして、2024年のこと>
『リメンバリング オキナワ』漬けの1年でしたが、その合間に書籍の「沖縄島探訪シリーズ」とは別の撮影を続けていました。
音楽に例えるなら、「沖縄島探訪シリーズ」がポップスだとすると、こちらは実験音楽的ジャンルとでも言えばよいでしょうか。
編集者やインタビュアーを横断する仕事ではなく、純粋な写真家としての活動です。
ここ何年か、並行して3つのテーマを撮り続けています。
この中から2024年夏(日時未定)、沖縄の空を撮影した写真の展示を行う予定です。
場所は那覇の浮島通りにあるLuft shop (www.luftworks.jp)
わたしたちの目の前にある沖縄の空が、今まで見ていたものとは違ったものとして浮かび上がり、沖縄の現在を映し出すような写真を展示できたらと思っています。
日程は決まり次第お知らせします。
内地の方も、ぜひ見に来てください。
そして、写真展に合わせて写真集の刊行も予定しています。
こちらは『沖縄02 アメリカの夜』( http://bit.ly/48gwBZy )以降休止状態だった出版部門「ライフ・ゴーズ・オンinc」を再始動させて、少部数豪華版で刊行予定です。
トゥーヴァージンズからの『リメンバリング オキナワ』に続く「沖縄島探訪シリーズ」については今のところ未定です。
上手くタイミングが合えばという感じですが、今現在動いていないので、2024年というよりは2025年の可能性が高いかもしれませんが、もし今思い描いているものが刊行されたらと思うと心が踊ります。
いずれにしても、来年は写真家中心の1年を送れればと思っていますが、どうなるでしょうか。
2024年は、1979年に初めて沖縄へやって来てからちょうど45年。
自分にとっては節目の年です。
沖縄に対して常に外部としてある自分にできることはなにか。
何度でもここから始めたいと思います。
2024年もどうぞよろしくお願いします。
岡本尚文
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素晴らしい書き手に出会えたこと、嬉しく思います。
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長い間、ヨーロッパで差別されてきたロマ民族がウクライナの戦火から逃れる中で、なお差別される現実を確かな眼差しで捉えた写真に圧倒される。
愛楽園というハンセン病感染者を隔離し、差別に苦しんだ人たちが住んだ場所での展示は、ロマとハンセン病感染者とが二重写しになり、長い歴史を重ねても、未だ世界から差別がなくならない現実をあぶり出す。
今回のために作られた写真冊子も素晴らしく、2月に行われた対談のアーカイブも放映されていて、展示内容について深く知ることが出来る。
4月23日まで開催されているので、ぜひ足を運んで欲しいと思います。
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長い間、ヨーロッパで差別されてきたロマ民族がウクライナの戦火から逃れる中で、なお差別される現実を確かな眼差しで捉えた写真に圧倒される。
愛楽園というハンセン病感染者を隔離し、差別に苦しんだ人たちが住んだ場所での展示は、ロマとハンセン病感染者とが二重写しになり、長い歴史を重ねても、未だ世界から差別がなくならない現実をあぶり出す。
今回のために作られた写真冊子も素晴らしく、2月に行われた対談のアーカイブも放映されていて、展示内容について深く知ることが出来る。
4月23日まで開催されているので、ぜひ足を運んで欲しいと思います。
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【お知らせ】
昨年1年間かけて制作していた、沖縄島探訪シリーズ第3弾、『リメンバリング オキナワ 沖縄島定点探訪』が2月2日(沖縄は2月6日)に発売となります。
「戦後復興期の風景」と「同位置から撮影した現在」の写真を並べて紹介。
歴史的出来事から市井の人々の暮らしまで、定点写真と詳細なキャプションで沖縄の暮らしの変遷をたどります。
アメリカ人が撮影した戦後沖縄の写真をまとめたサイト「REMEMBERING OKINAWA」の運営者Donn Cusonさんご協力のもと、写真の一部とタイトルを使用させていただきました。
戦後復興期の貴重な写真群は必見です。
これら昔の写真の年代確認や撮影地の特定は、本書監修の映画監督・當間早志さんにお力添えいただきました。
撮影地の詳細なキャプションやコラム、撮影した場所にたどり着けるQRコード付きです。
可能であれば書店さんで購入していただき、諸事情ある方はAmazonなどネットでの購入をお願いします。
内容については少しずつお知らせしていきますので、引続きどうぞよろしくお願いします。
JUGEMテーマ:写真
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8月20、21日は沖縄公演です。
まだまだ始まったばかりでどんな風に変化して行くのか楽しみです。
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3代目館長金城政則さんが逝去され、閉館しました。
友の会によって保存を模索する動きもあるようです。
1950年に建てられた現存する沖縄最古の映画館首里劇場を知ってもらおうと、記事を全文公開します。
https://note.com/twovirgins/n/na3a9837caa74
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スタッフも若いんだろうなぁ。
凄い機動力。
深さではなく広さで勝負。
入門編としてはよく出来てて楽しかった。
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僕も藤井さんもいわゆる二拠点生活をもう10年以上続けている。
最近は沖縄でのタイミングが一緒になることが多く、千ベロ仲間でもあります。
昨年、ホテルアンテルームで行った写真展で展示した「沖縄03 俯瞰」シリーズの中の1点(那覇の松川・三原界隈)を表紙に使いたいというありがたいリクエストをいただきました。
クレジットには記載されていませんが(藤井さんにはお願いしたんだけどなぁ…)、フォントを含むデザインアイデアは僕がやっています。
表紙、ぜひ横に倒して御覧ください。
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個人の内面との向き合いから作品を制作するのも勿論ありだが、社会的な事象に向き合うChim↑Pomの作品に大いに刺激を受けた。
広島と福島、原爆と原発、という出来事と場所にこだわり続ける姿勢。
ここで受け取ったものを忘れずに僕も沖縄という場所と出来事にこだわっていきたいと思う。
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本土復帰50年を迎える沖縄は様々な角度から綴られてきた。ジュンク堂那覇店店長の森本氏を編者に迎え名作を厳選し収録した一冊。
【収録作品】
『ハァーイーヤア』川上健一
『小さな恋のメロディ』吉田修一
『金城米子さん』花村萬月
『珊瑚礁の女』椎名誠
『スーパースター・瀬長亀次郎』佐野眞一
『背中の傷と差別』松永多佳倫
『消し去られた、生の痕跡』藤井誠二
『レールの向こう』大城立裕
『孤島夢ドゥチュイムニ』崎山多美
『ギンネム屋敷』又吉栄喜
沖縄の作家の作品、県外の作家が沖縄をモチーフに書いた小説、ノンフィクションまでを一冊に詰め込んで、沖縄のさまざまな顔を体験、体感できるアンソロジー。
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会場はLuft shopとRENEMIAの2箇所。
Luftは金城信吉が撮影した沖縄各地の民家・遺構の写真のスライドショーによる展示。
RENEMIAは那覇市民会館・沖縄国際海洋博覧会「沖縄館」・自邸の図面の展示。
金城が撮影した写真の力に圧倒される。
彼が写真にとらえた家や建築物は白黒写真により光と影が強調され、物のテクスチャーを浮かび上がらせる。
またあるものは建物と背景を含んだ空間をとらえて、沖縄の伝統的な集落の構成を浮かび上がらせる。
そして、写真というものが持つ時間性。
撮られた時から50年を経過した写真は金城を離れて、時代と時間を顕在化し、人々の記憶を刺激する。
僕は写真家として金城の写真を見たが、図面についても、その細部から現れるものがたくさんあるのだろう。
建築家の方たちによる、金城の図面の読み込みが現れるのを楽しみにしている。
期間は5月22日まで。
写真と沖縄に興味のある方はぜひLuft shopのスライドショーを見て欲しい。
『沖縄・原空間との対話』の復刊本、11000円と高価ですが、僕の一冊目の写真集『沖縄01 外人住宅』と同じサンエムカラー(写真集の印刷では定評のある印刷所)での印刷で、黒の締りも良くとても原本からのスキャンとは思えない出来です。
第一会場 Photograph
Luft shop
902−0065 沖縄県那覇市壺屋1-7-16 #103
tel 098-988-1391 shop@luftworks.jp
第二会場 Drawing
RENEMIA
900-0032 沖縄県那覇市牧志2-7-15
tel 098-866-2501
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『ちむどんどん』が今のところ復帰前の沖縄を全く描けていない、または敢えて描かない中で、沖縄人が抱えた(抱える)苦悩と希望を内地出身の監督中江裕司が当時を知るスタッフの証言なども交えながら描いた。
満島真之介を中心とした役者人の演技も素晴らしく、怪獣ドラマを作る異端の集まりである円谷プロというチームを演じた。
異端の集まりだからこそ、復帰前の沖縄人も排除されることなく活躍出来たのだろう。
復帰50年という節目であり、沢山の記念企画が行われているが、付け焼き刃的なものも散見する。
そうした中で、この『ふたりのウルトラマン』は沖縄がアメリカ施政下から日本復帰へと移り変わる中で、そのアイデンティティを巡り、苦悩とともに前を向いて進まざるを得ない姿をしっかりと描いた作品として記憶されると思う。
再放送などあれば是非ご覧ください。
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写真のサインなどに使います。
本当になんでも書けるんですよ。
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僕の中では、羽良多平吉さん、平野甲賀さんとともにリスペクトを捧げる装丁家でした。
最近では、自分の写真が書籍の表紙に使われることも多く、デザインイメージを相談されることもあるので、改めてこの本を読み直してみようと思う。
<添付写真、『アメリカンビレッジの夜』以降の書籍表紙写真は岡本撮影>
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取り上げられた13冊のうち、岡本が撮影した表紙の本が5冊取り上げられています。
『NOSE' KOJIRO BLOCKHEAD』能勢孝二郎(選者・村上純司)
『TOM MAX 1941-2015』真喜志奈美(選者・村上純司)
『アメリカンビレッジの夜』アケミ・ジョンソン(選者・ryuchell)
『裸足で逃げる』上間陽子(選者・今日マチ子)
『沖縄01 外人住宅』岡本尚文(選者・藤田貴大)
ryuchellさんの『アメリカンビレッジの夜』評は沖縄で暮らし育った者の皮膚感覚で語られています。
画像は縮小してあります、ぜひ本誌をご覧ください。
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読谷長浜から泡瀬までの道行きを辿る「まーすけーいロードを歩く」を担当しました。(ドローンオペレーション・座喜味優)
装丁デザインも素晴らしく(装丁・大西隆介(direction Q))、文章ページの紙の質感を伝えられないのが残念です。
ぜひ手にとって欲しいと思いますが、どこで実際の本が見られるか公式のアナウンスが出ていないので、それまではPDF版を御覧ください。
(掲載写真はこの他にもあり)
PDF版
https://twitter.com/chiikigeinou/status/1509381395667296256?s=20&t=G_xr53RMb6HTN1frSPnIjg
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大学の後半1980年代から15年くらいを過ごした祖師谷の名店。
鶏肉と野菜のサンラー煮と豚肉とナスの四川炒め。
この値段でこのボリューム。
そして、旨し。
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沖縄特集。
『沖縄島料理』の、首里そばの項でも触れたそば屋「さくら屋」が紹介されていました。
今から36年前の記事です。
僕を一度訪ねましたが、その時は見つけることが出来ず結局一度も食べることは出来ませんでした。
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久しぶりの六本木ヒルズ。
33階から東京の街を眺めながら、初めて沖縄に行ったときのこと。
なぜ沖縄を撮るのか。
『沖縄島建築』と『沖縄島料理』で何を伝えたかったのか、などについて話しています。
4月19日まではリンク先からradikoタイムフリーで聞けますので、聞き逃した方は聞いてみてください。
https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220413141013&noreload=1
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演劇作家・藤田貴大(マームとジプシー)による約2年ぶりの新作演劇“Light house”。
公演用ポスターの写真他、メインビジュアルを担当しています。
先日、沖縄公演を無事終え、2月18日より東京公演が始まります。
公演特設サイト
公演概要
「Light house」 作・演 藤田貴大
どこからともなく届く光は、自然から成されたものではないことは解っていた。いつかの誰かが、誰かへ向けて発した光だった。ある人は、その光を見て見ぬふりをした。ある人は、その光自体を無いことにしようとした。しかしわたしには届いていた。届いたからにはわたしからも光を送りたくなった。届く光に微かな瞬きを感じた。光が在るということは、その傍には誰かがいるはず。光の合図は確実にここまで届いている。だからその光の位置まで、会いに行きたいとおもった。
2021.10.28 藤田
出演 青柳いづみ 豊田エリー 山本直寛 召田実子 他
●沖縄公演
那覇文化芸術劇場なはーと こけら落としシリーズ
2022年2月4日(金)― 6日(日)|那覇文化芸術劇場なはーと 小劇場
<会場>
那覇文化芸術劇場なはーと 小劇場
沖縄県那覇市久茂地3-26-27/電話098-861-7810
※駐車場は関係者専用となりますので、公共交通機関をご利用ください。
<チケット料金/全席自由席・税込>
一般 3,000円、U24 2,000円
高校生以下 1,000円、障害者割引 20%引き(介助者の方は1名まで無料)
チケット発売日:12月1日(水)10:00〜
*ご購入をご希望の方は、事前にお電話またはメールにてお問合せください。当日受付にて障がい害者手帳の提示をお願いします。なお、車椅子スペースには限りがございますので、ご了承ください。
*当日券は500円増
*U24のチケットをご購入の方は、当日受付にて身分証の提示をお願いいたします。
*未就学児との観劇をご希望される方はご購入前に070-5454-7311(マームとジプシー)までお問い合わせください。
<チケットお取り扱い(予定)>
・コープあぷれ(あっぷるタウン)
・那覇市観光案内所
・イープラス(スマートフォン/PC・ファミポート)
・覇文化芸術劇場なはーと チケットサービス
劇場窓口(休館日を除く10:00〜19:00) 電話 098-861-7810(休館日を除く10:00〜19:00)
WEB https://www.nahart.jp/ (24時間受付・メンテナンスの時間を除く)
<お問い合わせ>
那覇文化芸術劇場なはーと
電話098-861-7810 メールnahart@city.naha.lg.jp
●東京公演
2022年2月18日(金)― 3月6日(日)
東京芸術劇場 シアターイースト
<会場>
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
*東京都豊島区西池袋1-8-1/電話 03-5391-211(9:00〜22:00・休館日を除く)
*JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結しています。
<チケット料金/全席自由席・税込>
一般 5,000円、25歳以下 3,500円、高校生以下 1,000円
チケット発売日:12月19日(日)10:00〜
※25歳以下、高校生以下チケットは枚数限定、要証明書。
※未就学児との観劇をご希望される方はご購入前に070-5454-7311(マームとジプシー)までお問い合わせください。
※東京芸術劇場で公演をご鑑賞の際には、一時託児をご利用いただけます。
(有料・定員制・土日祝を除く希望日1週間前までに要申込)
◉株式会社ミラクス ミラクスシッター
申込・問合:0120-415-306(土・日・祝日を除く平日9:00-17:00)
※公演情報等に変更が生じる場合がございますので、予めご了承くださいませ。
<チケットお取り扱い>
・チケットぴあ
・ローソンチケット
・演劇最強論ing
・Peatix
・東京芸術劇場ボックスオフィス
劇場窓口 休館日を除く10:00〜19:00
電話 0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00)※一部携帯電話、PHS、IP電話からは、ご利用いただけません。
WEB https://www.geigeki.jp/t/ ※24時間受付(メンテナンスの時間を除く)
<お問い合わせ>
合同会社マームとジプシー
電話 070-5454-7311 E-mail mum_gypsy@yahoo.co.jp
主催:合同会社マームとジプシー
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
助成:文化庁、公益財団法人セゾン文化財団
心がけていたのは3つ。
沖縄にとって外部ともいえる自分に常に自覚的であること。
沖縄と向かい合うときに、既にある大きな冠の力を借りることなく、ひとりの個人として向かい合うこと。
未知のものとの出会いは恐れないが、失敗したら躊躇なく引き返し、反省すること。
今年は沢山の方に出会い、少しの人との別れがあり、沢山の方にお世話になった。
沖縄の記憶を写真と言語で記録する。
来年もまたこれを繰り返すことになるだろう。
2022年も引き続きどうぞよろしくお願いします。
1月
『沖縄島料理』のリモート会議始まる
2月
『沖縄島料理』取材開始
能勢作品集撮影開始
3月
『沖縄島料理』取材
4月
ホテルアンテルーム那覇、岡本尚文写真展前期展示開始「俯瞰」(4月29日〜8月29日)
『沖縄島料理』取材
能勢作品集撮影
5月
『沖縄島料理』取材
6月
『沖縄島料理』取材
能勢作品集撮影
『沖縄タイムス』「岡本尚文写真展に寄せて」掲載 (エデュケーター町田恵美)
7月
岡本尚文写真展関連トークセッション「写真を撮る/見る/考える」
岡本尚文(写真家)、伊波リンダ(写真家)、北澤周也(批評家)7月4日
岡本尚文写真展後期展示開始「外人住宅」「アメリカの夜」7月26日
『琉球新報』写真展展評掲載 (沖縄県立芸大准教授・呉屋淳子)
『沖縄タイムス』写真展展評掲載 (映画監督・當間早志)
『琉球新報』「岡本尚文トークセッション」の記事掲載
『琉球新報』「岡本尚文写真展に寄せて」掲載(エデュケーター町田恵美)
8月
能勢作品集撮影
岡本尚文写真展関連企画 セレクトブック「写真、建築を読む」at 言事堂&ブンコノブンコイベント
オンライン展示:写真家 岡本尚文選書「本から知る沖縄」at沖縄県立図書館
9月
能勢作品集撮影
『アメリカンビレッジの夜―基地の町・沖縄に生きる女たち』(アケミ・ジョンソン)表紙写真提供
10月
『沖縄島料理 OKINAWA FOOD&LIFE STORY』発刊
『讀賣新聞』(2021年10月29日)書評掲載(橋本倫史)
11月
『沖縄タイムス』(2021年11月6日)『沖縄島料理』書評掲載(白央篤司)
能勢孝二郎作品集『NOSÉ KOJIRO BLOCKHEAD』発刊 表紙&前半部分の撮影担当
OTV(沖縄テレビ)『沖縄島建築』取材放送(11月26日)
12月
演劇ユニット「マームとジプシー」の沖縄を題材にした演劇『Light house』のメインビジュアル担当
「今を生きる人々と育む地域芸能の未来」<向井大策(沖縄県立芸術大学音楽学部准教授)呉屋淳子(沖縄県立芸術大学音楽学部准教授)>「まーすけーロード」200年ほど前に読谷長浜から泡瀬まで、唄とともに歩いた少女たちの道のりを辿り記録する撮影
『琉球新報』『沖縄島料理』書評掲載(長嶺哲成)
OTV(沖縄テレビ)『沖縄島料理』取材放送(12月15日)
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購入していただいたみなさん、本当にありがとうございます。
そして、売り場を作っていただいている書店のみなさんにも感謝です!
12月12日(日)には『琉球新報』に書評が掲載される予定。
料理をまかなう人びとの話しを聞いて、沖縄の戦前・戦後の歴史をたどります。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
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コンクリートブロックを彫刻することの意味。
戦争によるアメリカとの出会い。
作品集撮影しました。
沖縄で今年度最高の作品集と確信しています。
アマゾンでも購入可
https://www.amazon.co.jp/NOSE-KOJIRO-BLOCKHEAD/dp/4909647341
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場所は西麻布のギャラリー 「イー・エム」
http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/
コム・デ・ギャルソン、ハイファッション、マリークレール、フィガロジャポンなど70年代から80年代にかけて繊細でありながら強さを兼ね備えた写真を送り出してきた細谷さん。
非常に無口で(女性には饒舌)、アシスタント時はコミュニケーションを取るのがなかなか大変でしたが、写真を仕事にすること、自分の写真を撮ることの大切さを教わったような気がします。
アシスタントを卒業して30年、是非その頃の作品を拝見しに伺おうと思っています。
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<日系4世の米国人女性という立場を活(い)かし、著者は基地の金網の両側を行き来して、この狭間の現実を捉える。内側で見たのは、現地女性の「保護者」を気取る男たちや自殺と犯罪の蔓延(まんえん)。地球規模の軍事基地網が「帝国の辺境」に持ち込んだ米国の縮図だった。>
戸邉秀明 東京経済大学教授(日本近現代史)
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2年前、建物を記録しそこに住まう人々の営みから沖縄の歴史と文化をたどるというテーマで『沖縄島建築』を刊行しました。
本日発売の『沖縄島料理』は”沖縄島探訪”シリーズの第二弾。
料理をまかなう人びとの話しを聞いて、沖縄の戦前・戦後の歴史をたどるとともに、人びとの歩みを記録し伝えます。
写真やイラストなどのビジュアルとともに、歴史と食についての基礎的な知識、各章の合間にコラムを挟んで食についての関心が広がるように構成しました。
聞き書きの仕方については、新しい手法はなにもないかもしれませんし、ポストモダンの懐かしい香りが漂っているかもしれません。
それでも、そこに生きる人々の声を聞き、記憶をたどることで、沖縄の小さな歴史が立ち現れ、それが集まったものが沖縄の歴史となっていくのではないかと思い、この本を作りました。
『沖縄島料理』
どうぞ手に取ってください。
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今回進行には間に合わず、帯には使用できませんでしたが、コモン(共財産)的眼差しから「辻」を語る文章を書いていただきました。
沖縄にも造詣が深く、『沖縄島建築』でも取り上げた玉那覇味噌を愛する土井さんに推薦文をいただけたこと、とてもうれしく思っています。
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沖縄には、辻という遊郭がありました。
そこは現代人がイメージする風俗とはかなり違います。そこは、社会のヒエラルキーに治らない人々、イデオロギーに参加しない人々、また、追い出された・逃げ出した人たちに、女性や子供が、安心して暮らせる居場所だったのです。
最近読んだ松村圭一郎氏の『くらしのアナキズム』(ミシマ社)によると、「昔の市場のような役割を持った「無縁所」は公界であり、債権責務の関係という世俗の縁から切り離され、逃れられる聖域だった」とあります。
1944年10月10日米軍の那覇無差別攻撃で焼かれ、「辻」もまた一夜にしてなくなってしまったのです。
戦前の辻に育った知人によると、家の脇には、沖縄らしく豚が飼われていたそうです。伝統の琉球舞踊を仕込まれ、宮廷料理人を通じて学んだ華やかな料理と、場に応じた昔ながらの家庭料理で温かく客をもてなしていたそうです。
辻には「おはよう」とか「こんにちは」といった挨拶言葉はなくて、だれに出会っても「ご飯食べたか」というのが常の挨拶になっていたそうです。「好き嫌いを言わず食べなさい」と苦いゴーヤーを食べさせられたと笑っていました。
そういった温かい人々の住む沖縄は、料理すること、食べることが暮らしの真ん中にあるんですね。沖縄の自然の食材を丁寧に扱う市場の人の手に、その優しさは今も見られます。沖縄の自然と人と人の間には、いつもお料理があるんですね。沖縄に行きたくなるのは、そうした人の温かさにほかならないと思います。
─── 土井善晴(料理研究家)
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『沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶』に続く、「もの」や「こと」を通して沖縄の戦前・戦後の歴史を辿り、人々の歩みを記録する「沖縄島探訪」シリーズの第二弾。
異国との交流、気候風土、古くから息づく風習や思想、社会情勢——
めまぐるしく変化する時代のなかで、独自の食文化を形づくってきた「沖縄の料理」。
食をまかなう人々は何を思い、何を信じ、「食」と向き合ってきたのだろうか。
沖縄の本土復帰から50年を迎える2022年。
暮らしと密接に関わる「食」を通して沖縄の戦前・戦後の歴史をたどるとともに、人々の歩みを記録する。
伝統文化の真髄を伝える琉球料理店、どこまでもこだわりつづける沖縄そば屋、流れるような所作から生まれる首里の豆腐店、戦後米兵向けのレストランからスタートしたステーキハウス、コザの町の移ろいを知るタコス店など、10軒のインタビューを収録。
そのほか本島北部から南部まで、地域に根ざす料理店・場所全42軒を取材し、食に関わる人々の話を聞いた。
沖縄の料理の概要をわかりやすく伝える解説ページや、ガイドマップも充実。
思わずお腹が空いてくるさまざまな料理と聞き書きの生活史から沖縄を知る、新たな視点の一冊。
アマゾンでは既に予約を開始しています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4910352074
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「俯瞰」と「外人住宅」よりオリジナルプリント3点、展示されています。
ぜひ泊まってみてください。
詳しくはホテルまで↓↓↓
https://okinawa-uds.co.jp/hotels/anteroom-naha/
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かなりの力作。
レイアウト細部の調整終わったら、あらためて表紙もお披露目します。
『沖繩島料理』。
料理を賄う人の話しを聞いて沖縄の戦後を辿ります。
(この写真は表紙ではありません)
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表紙に使われた写真は現在ホテルアンテルーム那覇のギャラリーで行われている写真展でも見ることが出来ます。
キャプションは「沖縄、米軍基地とフェンスの明かり」。
夜10時過ぎ、キャンプキンザー仲西バス停横、フェンスを照らす街灯下にたむろす子どもたち。その横の電話ボックスで長電話をする女性。
総ページ424P。マットな質感、アメリカのペーパーバックっぽい感じが良いです。
8/31発売。
「著者は、沖縄に生きるあらゆる立場の女性の話を聞き歩いた。彼女たちの言葉から、複雑で矛盾に満ちた沖縄の歴史と現実が浮かび上がる。」
日系四世が見た沖縄の「アメリカ」。
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撮影は一段落し、写真の現像を進めている。
多くのスタッフが能勢さんという「人」の周りに集まり、お互い尊重し合いながら作品集を作っていく。
内地の人間である僕も、沖縄という場所から自分の欲しいものだけを盗み取り、自分のものとすることがないよう細心の注意を払っている。
レイアウトも少しずつ出来てきて、とても良いものが出来つつあるのを感じている。
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言事堂では緊急事態宣言延長ということもあり、開催期間を延長して現在も開催しています。
既に終了したブンコノブンコの「建築を読む」のパートをこちらにアップします。
『日本村1969-79』
山田脩二(三省堂 1979)
建築写真家としての氏が、建物や設計者のための写真ではなく日本を知るための眼差しで建物を撮影した素晴らしい写真集。
建築本の仕事で日本中を巡る中、中心と周縁、都市と地方という問題に真正面から向き合った。
当時大学生になったばかりの私に大きな影響を与え、今も沖縄を撮る時に頭の片隅に在る眼差しだ。
建築や建物から言葉を一度差し引いて、それでも浮かび上がってくる意味や時間を認識することが出来る稀有な写真集。
『After the flood』
Robert polidori
(Steidl 2006)
2005年、アメリカ南東部を襲った巨大なハリケーン「カトリーナ」が去った後のニューオリンズの様子を記録した写真集。
300mm×390mmという大判の作り。
建物の外や中には洪水により浸水した痕跡が残り、家具は散乱し、それはまるで廃墟のようだ。
しかし、それが写真になると逆説的な美しさをも孕むのだということを目の当たりにする。
建築的になんのことはない地方都市のアメリカ住宅だが、Robert polidoriによって写された写真には、建築とともに人々が生きた記憶が記録されている。
『団地の空間政治学』
原武史 (NHK出版 2012)
戦後の高度経済成長の流れの中で生まれた団地は、ダイニングキッチンと寝室等により構成される食寝分離の新しいライフスタイルを持つ“時代の最先端”あり、一種の社会現象を巻き起こした。
そうした団地を自分が住んだ経験も踏まえ、政治的な空間として捉え分析し、戦後の日本の政治と歴史をあぶり出す。
『FLAT HOUSE LIFE 1+2』
アラタ・クールハンド(トゥーヴァージンズ 2017)
米軍ハウス、文化住宅、古民家という「既に目の前にある」建築物を平屋=フラットハウスという総称のもと、リノベートし住むことで、生きることを問い直そうとする著者の文化運動推進の為の本。
『沖縄01 外人住宅 OFF BASE U.S. FAMILY HOUSING』
岡本尚文(ライフ・ゴーズ・オン 2008)
戦後の沖縄で駐留アメリカ軍人のために建てられたいわゆる「外人住宅」。
沖縄以外では米軍ハウスと呼ばれる。
その「外人住宅」を、戦争と占領によって強制的に出会わされたアメリカに対して、憧れと憎しみに折り合いをつけながら作った「文化」として捉え記録した写真集。
8月4日より沖縄県立図書館3階展示スペースにて関連展示「写真家 岡本尚文選書「本から知る沖縄」を開催予定でしたが、臨時休館により展示期間が短縮されるため、内容を抜粋してオンラインにて展示を行います。
展示についてはピックアップした本の展示ほか、展示期間は8月4日(水)〜8月30日(月)となっておりますので、開館した際にはぜひ実際に展示をご覧ください。
沖縄県立図書館
沖縄県那覇市泉崎1-20-1 電話番号:098-894-5858 ファクス番号:098-861-7111
休館日:毎週火曜日、年末年始、特別整理期間 開館時間:9時から20時
(広域サービス室は日曜・祝日休み、9時から17時まで利用可能)
https://www.library.pref.okinawa.jp/tenji/post-18.html
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写真展にあわせて選書した本に店舗でしか読めないコメントをつけて展示販売します。
(一部非売品あり)
言事堂では写真についての選書。
ブンコノブンコでは建築や暮らし、インテリアにまつわる本を中心に選書しました。
私物の写真集もコメント付きで展示してます。
ブンコノブンコと言事堂は徒歩約5分の距離にあります。
本はそれぞれ違うものを選書してますのでぜひ両方お楽しみください。
★期間中にどちらかの店舗で本をご購入されたお客様にはアンテルーム那覇のラウンジで100円でコーヒー/紅茶をご購入できるチケットをプレゼントしています。
○期間:8/5(木)-10(火)
○時間:11:00-18:00(ブンコノブンコ)
○場所:言事堂( @books.cotocoto )/ブンコノブンコ
言事堂は会期延長の可能性あり。
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『沖縄島料理』9月末刊行予定。
タコライスやタコスも取り上げています。
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コロナ禍のため広いレストラン側に場所を移しての開催でしたが、30名の皆様にご来場いただきました。
テーマの通り、写っているものというよりは、写真について、見ること、認識することを中心にした話し合いになりました。
写真についてが7割、沖縄についてが3割という感じでしょうか。
北澤さんの挑発に始まり、僕は「想像力を刺激するものとしての写真」について主に話したつもりです。
沖縄という場所が写真を呼び寄せ、写真化させそうとする場所なのではないかという思いは常々感じていました。
また機会を作って、もっと沢山ここ沖縄で、写真について話す必要を感じています。
今回はギャラリーでの写真展ということもあり、『沖縄島建築』的な視点での「写っているもの」についてのトークは殆どありませんでした。
また別の機会に、写っているものについてのトーク・イベントを『沖縄島建築』とシンクロする形でやってみるのも面白いかもしれません。
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「鉄門扉」、「直書き看板」、「すーじぐぁー」、「沖縄の団地」、「水タンク」、「外人住宅」、「赤瓦の天ぷらや」、「角出し住宅」、「セメント瓦屋」、「総集編」の10編をリンク先から読むことが出来ます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.okamotonaobumi.com/works01.html
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延期していました岡本尚文写真展トークセッション「写真を撮る/見る/考える」を7月4日(日)に行います。
会場をレストラン側に移し空間を広く取り、換気も含め感染対策を徹底した上で開催いたします。
展示につきましては、6月26日(土)からは後期展示、「外人住宅」「アメリカの夜」に変わります。
【登壇者】
岡本尚文(写真家)、伊波リンダ(写真家)、北澤周也(批評家)
日時:7月4日(日) 17:00-18:30
場所:ホテル アンテルーム 那覇2階「Gallery 9.5 NAHA」
定員:30人(事前申込/定員に達し次第受付終了)
【受付方法】
下記メールアドレス宛に、
★タイトル「7/4トークイベント参加」
★本文「お名前、お電話番号」を明記の上ご連絡ください。
受付メールアドレス:gallery@anteroom-naha.com
https://okinawa-uds.co.jp/post-6276/
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しかし、6月4日、沖縄県から発表された大変厳しい要請のため、主催者側の判断により延期することとなりました。
批評家の北澤周也さん、写真家の伊波リンダさん、そして参加予定だったみなさまとともに写真と沖縄について考える場を持ちたいと思っていただけにとても残念です。
今回は中止ではなく、延期との判断なので、緊急事態宣言が空けた後のタイミングで、また日程を設定できればと考えています。
次回、日程が合えば、是非参加していただけたらありがたいです。
写真展も引き続きどうぞよろしくお願いします。
岡本尚文
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写真と沖縄についてじっくりと話し合いたいと思っています。
〈岡本尚文写真展関連イベント
トークセッション「写真を撮る/見る/考える」
岡本尚文、伊波リンダ(写真家)、北澤周也(批評家)〉
下記リンク先より申込ください。
https://okinawa-uds.co.jp/post-6276/
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沖縄、「ホテルアンテルーム那覇」に併設するギャラリーに於いて、「岡本尚文写真展」前期分展示「俯瞰 All Along the Watchtower」が4月28日から始まりました。
「俯瞰」<4月29日(木)〜6月23日(祝水)>は、『沖縄島建築』の様に個別の建物を見るのではなく、建物の集合した姿をかなり引いた視点から見てみるという試みです。
後期<6月26日(土)〜8月29日(日)>は「外人住宅」「アメリカの夜」と『沖縄島建築』的要素の多い写真の展示です。
6月6日には関連企画としてトークセッションを行います。
1)トークセッション「写真を撮る/見る/考える」
岡本尚文(写真家)、伊波リンダ(写真家)、北澤周也(批評家)
日時:6/6(日)1700-1830
定員:20人(事前申込/定員に達し次第受付終了 ※5/10より受付開始)
伊波リンダ
1979年、沖縄県生まれ。沖縄の人々や沖縄に住んでいるアメリカ人を撮影したシリーズを手掛ける。
北澤周也
1989年、神奈川県生まれ。「美術手帖 第16回芸術評論募集」にて次席受賞。
また展示替えのあと、7月上旬にもトークセッションを行う予定。
こちらはより「沖縄」にフォーカスした形のトークになると思います。
ギャラリーに居る予定などTwitterでお知らせします。
https://twitter.com/lifegoesontokyo
JUGEMテーマ:写真
]]>4月29日からホテルアンテルーム那覇のギャラリーで行われる「岡本尚文写真展」の告知が、“LIVING WITH PHOTOGRAPHY”をテーマに、さまざまなアプローチで日常の中でアートフォトと親しむ提案をする「IMA」の「IMA ONLINE」で。
https://imaonline.jp/news/exhibition/20210426/
”沖縄県・那覇市にあるホテル アンテルーム 那覇のギャラリースペース・Gallery 9.5 NAHAで、「岡本尚文 写真展」が4月29 日(木)より開催される。
写真家・岡本尚文は、1962年東京都生まれ。1979年に初めて沖縄を訪れて以来、沖縄と東京を行き来し、「沖縄とアメリカ、日本そして自分との関係」を模索しながら写真を撮り続けている。2019年には監修と撮影を担当した『沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶』(トゥーヴァージンズ)を発行し、第6回沖縄書店大賞にて準大賞を受賞した。
本展は会期を二つに分けて構成される。第一期は、現在進行形で撮影をしている新作「俯瞰 All Along the Watchtower」を展示。『沖縄島建築』にも登場する建物を、より高い位置から俯瞰的に撮影することで、新しい角度から見える沖縄を現す作品となっている。第二期は、米軍関係者のために建設され、沖縄の風景に溶け込んでいる「外人住宅」のシリーズ、沖縄の夜を照らすオレンジの光がアメリカの姿を浮かび上がらせる「アメリカの夜」のシリーズが展示される。
2016年に刊行された写真集『アメリカの夜 A NIGHT IN AMERICA』では社会学者・岸政彦がテキストを寄せ、沖縄だけではない問いを写真と言葉の関係から浮かび上がらせた。今回は新たに若手批評家・北澤周也による書きおろし原稿を依頼し、会期中会場にて配られる。沖縄の風景には、戦争で出会ってしまったアメリカの姿がいまもなお存在し続けている。すでに見慣れたものとなった街の情景を改めて目で見て、さらに言葉でも感じ取ることができる貴重な展示をお見逃しなく。”
また、沖縄県民のおでかけを応援するサイト「ちゅらとく」でも。
こちらには6月6日にギャラリーで行われるトークセッションのお知らせも掲載されています。
https://www.churatoku.net/info/0002180.aspx
トークセッション「写真を撮る/見る/考える」
出演:岡本尚文(写真家)、伊波リンダ(写真家)、北澤周也(批評家)
日時:6月6日(日)17時〜18時30分
定員:20人
※事前申込制(5月10日(月)より受付開始)
※定員に達し次第受付終了
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4ヶ月に渡って、未発表の新作と過去に発表された「外人住宅」「アメリカの夜」をオリジナルプリントで展示します。
これを機にぜひ沖縄へ。
以下、プレスリリースより
『ホテル アンテルーム 那覇2階、ギャラリースペース「Gallery 9.5 NAHA」では、2021年4月29日(祝木)〜8月29日(日)に、第6回沖縄書店大賞にて準大賞を受賞した『沖縄島建築』の監修と撮影を担当した写真家 岡本尚文の写真展を開催します。
岡本は1979年に初めて沖縄を訪れて以来、沖縄と東京を行き来しながら写真を撮り続けています。本展は二期に分け、現在進行形で撮影をしている新作〈俯瞰 All Along the Watchtower〉にはじまり、米軍関係者のために建設され、沖縄の風景に溶け込んでいる〈外人住宅〉、沖縄の夜にオレンジの光と共に現れるアメリカを捉えた〈アメリカの夜〉へと続きます。見慣れたはずの風景を見返すとき、私たちは「見るということ」を再確認するでしょう。』
○本展のみどころ
1)『沖縄島建築』にも登場する建物を高い位置から捉えた〈俯瞰 All Along the Watchtower〉は、本展が初展示となります。『沖縄島建築』とは違った建物の表情から立ち現れる沖縄をお伝えします。
2)沖縄の夜の街で生きる少女たちの声を聞いた上間陽子さんの著書『裸足で逃げる』の表紙となった〈アメリカの夜 A NIGHT IN AMERICA〉の一枚もご紹介します。
3)写真集『アメリカの夜 A NIGHT IN AMERICA』では、社会学者・岸正彦と文章との呼応を試みました。今回は若手批評家・北澤周也に書きおろし原稿を依頼、会場にてお配りします。
https://okinawa-uds.co.jp/exhibition/exhibition-5670/?loc=cat_loc_anteroom
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さっそくアーカイブが上がっていますので、お時間ある時に御覧ください。
Rycom Anthropology トークライブ配信 Vol.2
https://www.youtube.com/watch?v=djsZmIfbn_c
JUGEMテーマ:ニュース
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本来は公開での開催でしたが、緊急事態宣言の状況を踏まえ、オンラインのみの開催となりました。
時間のある方は、下記リンクからご覧になって下さい。
youtube Plaza House SC チャンネル
https://www.youtube.com/user/ThePlazahouse
Facebook
https://www.facebook.com/PlazahouseSC/
ライブ後はアーカイブでお楽しみ下さい。
↓クリックすると画像が大きくなります。
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1月22日付『琉球新報』の住宅情報紙『かふう』に連載している「沖縄島建築 インサイドストーリー」。
連載第8回目は「角出し住宅が描いた未来」と題して、角出し住宅を取り上げました。
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コザ(沖縄市)
「新生通り(パラダイス通り)」CLUB DAIYAの向かいの建物。
正面から見れば鉄筋コンクリートの建物だけれど、横から見ると木造トタン屋根。
素敵な張りぼて。
いつ頃のものだろう。
フェイスブックグループ「沖縄島建築探訪」は↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.facebook.com/groups/258293122225080/about
JUGEMテーマ:写真
初詣は例年と同じく普天間宮へ。
2月は『沖縄島建築』建築監修の普久原さんと共にプラザハウスと桜坂大学でトークイベントを予定。
コロナが広がって来ているので、オンラインも視野に入れてます。
そして、『沖縄島建築』に続く料理版の本も動き始めました。
今は取材先の選定。
コロナの状況次第で予定通り進むか不明ですが、とにかく出来ることをやっていきます。
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今年は沖縄の街の消えゆくものを追いかけ、撮り続けた1年でした。
そして、コロナがやってきた春。
街が静かになって、本当に人が歩かなくなった街を見ました。
コロナが広がることで、食べていくこともままならなくなった方々には大変申し訳ないのだけれど、人のいなくなった沖縄の街をひとりカメラを持って歩き回って感じたのは、世界から雑音が消えて、自分のやるべきことが明確になったということでした。
来年2021年は2冊の本に関わります。
ひとつはTOM MAXこと真喜志勉亡き後、沖縄の戦後を表現する70代のアーティストの本。
もうひとつは昨年末に出版した『沖縄島建築』に続く沖縄本。
料理とそのお店を切り盛りする人びとを通して沖縄の戦後の記憶を辿ります。
写真と言葉で沖縄が浮かび上がる本を目指します。
そして、その合間に来年も沖縄の街を歩きまわり、撮影することになるでしょう。
来年こそ、コロナを気にせずマスクを外して街を歩けるようになることを願っています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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1923年の関東大震災のあと、国や市や府が先導した都市計画のもと、様々な様式の建築物が建てられました。
多くは外国の先端的な様式を模倣する形で建てられましたが、日本人の手が加わることで独特な雰囲気を醸し出しています。
本書では、建物の解説だけでなく、このシリーズの特徴である、そこに暮らす人びとの話しにも光を当て、震災後の東京の暮らしを浮かび上がらせます。
(ちなみにこの本の制作には僕は関わっていませんが、来年、新しく沖縄に関する本を刊行する予定です。)
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キュナ卓球場。
宜野湾市喜友名に卓球場あったんですね。
ご存知の方いますか!?
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うるま市の今は操業を止めた工場。
煙突から鉄筋が見え始めています。
JUGEMテーマ:写真
屋外に手作りで建てられたスクリーンを前に、真喜屋力さん編集による8mmのアーカイブと馬風琴とのセッション。
真喜屋さんのFacebookに上げられたアーカイブは度々見せてもらっていましたが、やはりライブは良いですね。
素晴らしかったです。
もう、散々言われていることだとは思いますが、これは真喜屋さんによるリミックス=再映画化ですね。
過去に市井の人々よって撮影された8mm他の映像を読み解いて再編集する。
常に歴史意識を持ち、見る人と共有する事を忘れない。
途中に入った解説での鑑賞者との質疑応答は、まるでコールアンドレスポンスの様でした。
特に年長者の方たちは熱く、それがまた素晴らしい。
それもこれも地道な蒐集作業の積み重ねによるものです。
今回は那覇市の補助金が出ているようで、無料での開催。
学術会議、然りですが、行政や政治が恣意的に予算を付けたり削ったりすることなく、やはり文化事業にしっかりとお金をかけるべきですね。
人々が生きた時間と記憶を辿ることはとても大事な事だと思います。
そして、僕自身もまた、地道に沖縄の街を歩き撮影しようと考えた、貴重な時間となりました。
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この辺りはまだかろうじてスージグァーが残っていますが、次々と更地になっています。
この花ブロックの建物も先日アップした久米の花ブロックに連なる意匠です。
こちらもなかなかのスケール感でした。
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建築本を5冊。
可能な限り今も手に入る本というお題ですが、思い浮かぶ本がことごとく絶版本。
山田脩二『日本村1969-79』(1979刊行)は、建築写真家としての氏が、建物や設計者のための写真ではなく日本を知るための眼差しで建物を撮影した素晴らしい写真集。
建築本の仕事で日本中を巡る中、中心と周縁、都市と地方という問題に真正面から向き合った。
当時大学生になったばかりの僕に大きな影響を与え、今も沖縄を撮る時に頭の片隅に在る眼差しだ。
建築や建物から言葉を一度差し引いて、それでも浮かび上がってくる意味や時間を認識することが出来る稀有な写真集。
どこかで見つけたらぜひ手に取っていただきたい。
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今は営業していない元・産婦人科。
窓を全て花ブロックで目隠ししています。
そのスケール感に圧倒されました。
JUGEMテーマ:写真
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JUGEMテーマ:小説全般
上間さんが『海をあげる』で書くのは沖縄での日々の暮らし。
くりかえしやって来ては過ぎてゆく毎日の生活。
この本を読んで僕らが気付くのは、こうした日々の生活の中に否応なく政治があるということ。
ぶっかけうどんのつくり方を子どもに教えるある一日。
花を愛でる祖父と祖母の記憶のなか。
おじさんの買ったコンビニの塩むすび。
そのすぐ隣りで、辺野古の海は埋め立てられ、性暴力は行われ、オスプレイが飛び去って行く。
そのことに気づいた人がいて、気づいたけれども気づかなかったことにしようとする人がいて。
寝る間もなく働く人がいて、暴力と貧困にさらされて社会から孤立する人がいる。
この暮らしのなかの政治について、判断出来る人がいて、判断しようとしない人がいて、どうすることも出来ない人がいる。
そして、この本を読んで「海をもらった」僕たちがいる。
静かに突きつけられた沖繩の今。
僕が立っている自分の場所で、なにをするのかが、問われたのだ。
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「水タンク」に続いてのEpisode6 は「憧れと外人住宅」と題して「外人住宅」を取り上げました。
かふう誌面も紙の質感と印刷が合わさって良い雰囲気ですが、ホームページは写真の詳細が見られてこちらもとても良いので是非リンクを辿ってみてください。
https://kahu.jp/lifestyle/column/article-10231/
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