昨日は屋我地島にある沖縄愛楽園で行われている小原一真写真展「記憶と忘却、想起と想像 ロマ-ウクライナ戦争の見えざる犠牲者」へ。
長い間、ヨーロッパで差別されてきたロマ民族がウクライナの戦火から逃れる中で、なお差別される現実を確かな眼差しで捉えた写真に圧倒される。
愛楽園というハンセン病感染者を隔離し、差別に苦しんだ人たちが住んだ場所での展示は、ロマとハンセン病感染者とが二重写しになり、長い歴史を重ねても、未だ世界から差別がなくならない現実をあぶり出す。
今回のために作られた写真冊子も素晴らしく、2月に行われた対談のアーカイブも放映されていて、展示内容について深く知ることが出来る。
4月23日まで開催されているので、ぜひ足を運んで欲しいと思います。