沖縄の彫刻家・能勢孝二郎。
コンクリートブロックを彫刻することの意味。
戦争によるアメリカとの出会い。
作品集撮影しました。
沖縄で今年度最高の作品集と確信しています。
アマゾンでも購入可
https://www.amazon.co.jp/NOSE-KOJIRO-BLOCKHEAD/dp/4909647341
2021年もよろしくお願いします。
初詣は例年と同じく普天間宮へ。
2月は『沖縄島建築』建築監修の普久原さんと共にプラザハウスと桜坂大学でトークイベントを予定。
コロナが広がって来ているので、オンラインも視野に入れてます。
そして、『沖縄島建築』に続く料理版の本も動き始めました。
今は取材先の選定。
コロナの状況次第で予定通り進むか不明ですが、とにかく出来ることをやっていきます。
JUGEMテーマ:写真
昨夜は那覇の緑ヶ丘公園で行われた「記憶の散歩道」へ行って来ました。
屋外に手作りで建てられたスクリーンを前に、真喜屋力さん編集による8mmのアーカイブと馬風琴とのセッション。
真喜屋さんのFacebookに上げられたアーカイブは度々見せてもらっていましたが、やはりライブは良いですね。
素晴らしかったです。
もう、散々言われていることだとは思いますが、これは真喜屋さんによるリミックス=再映画化ですね。
過去に市井の人々よって撮影された8mm他の映像を読み解いて再編集する。
常に歴史意識を持ち、見る人と共有する事を忘れない。
途中に入った解説での鑑賞者との質疑応答は、まるでコールアンドレスポンスの様でした。
特に年長者の方たちは熱く、それがまた素晴らしい。
それもこれも地道な蒐集作業の積み重ねによるものです。
今回は那覇市の補助金が出ているようで、無料での開催。
学術会議、然りですが、行政や政治が恣意的に予算を付けたり削ったりすることなく、やはり文化事業にしっかりとお金をかけるべきですね。
人々が生きた時間と記憶を辿ることはとても大事な事だと思います。
そして、僕自身もまた、地道に沖縄の街を歩き撮影しようと考えた、貴重な時間となりました。
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上間さんが『海をあげる』で書くのは沖縄での日々の暮らし。
くりかえしやって来ては過ぎてゆく毎日の生活。
この本を読んで僕らが気付くのは、こうした日々の生活の中に否応なく政治があるということ。
ぶっかけうどんのつくり方を子どもに教えるある一日。
花を愛でる祖父と祖母の記憶のなか。
おじさんの買ったコンビニの塩むすび。
そのすぐ隣りで、辺野古の海は埋め立てられ、性暴力は行われ、オスプレイが飛び去って行く。
そのことに気づいた人がいて、気づいたけれども気づかなかったことにしようとする人がいて。
寝る間もなく働く人がいて、暴力と貧困にさらされて社会から孤立する人がいる。
この暮らしのなかの政治について、判断出来る人がいて、判断しようとしない人がいて、どうすることも出来ない人がいる。
そして、この本を読んで「海をもらった」僕たちがいる。
静かに突きつけられた沖繩の今。
僕が立っている自分の場所で、なにをするのかが、問われたのだ。
沖縄。
今回2度目の最高の天気。
午前中から撮影でコザ行き。
流石にこの炎天下ではクラッと来ましたが、高原、照屋をグルッと3時間。
帰りに普天間のキングタコスでタコス買って食べたのでした。
そして、綺麗に暮れていく。
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